
皆さんこんにちは!アポカレッジ編集担当の竹中です。
今回はビジネスマッチングサービス『Kyozon』をご紹介します。
SaaS・ITサービスを提供される企業様のなかには「営業活動を効率化させたい」「もっとリード案件を獲得したい」と思われている方もいらっしゃるでしょう。
受注件数の増加やサービスの認知度向上を目指すのであれば、業者のマッチングサービス・比較サイトの利用を検討したいところです。
今回は、SaaS・ITに特化した比較サービス『Kyozon』の実態を、独自調査した内容を踏まえながら探っていきます。
Kyozonへの掲載を検討されている方は、ぜひじっくり読んでみてください!
BtoBでオススメの比較サイトをまとめた記事もあるので、併せてご覧ください。
本記事は編集担当の主観を多分に含んでおります。アポカレッジ!は皆様とともにステップアップをすることを目的としたメディアですので、あえてこのようなスタイルでお届けしております。情報の取り扱いは皆様の自己責任にてお願いいたします。
業者紹介サイト『Kyozon』とは?

Kyozonは、株式会社コミクスが運営する、SaaS・ITサービスに特化したBtoB(企業間取引)のマッチングサービスです。
SEO対策をはじめとしたプロモーションを実施したり、定期的にイベント・展示会を開催したりするなど、積極的に宣伝活動を実施しています。
高い知名度を誇るサービスなので「名前は聞いたことがある」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
リリースは2020年とまだ新しいサービスながらも、2024年11月時点における取引実績は1,653社、SaaS事業者の支援実績は1,351社にのぼります。
リーズナブルでわかりやすい料金体系とサービスの使いやすさに定評があり、日本最大級のSaaS比較サイトとして今もなお成長を続けています。
【運営会社】株式会社コミクスとは?

Kyozonを運営する株式会社コミクスは、2007年に設立された東京都渋谷区に本社を構える企業です。
「ご縁をつなぐことで企業の成長に貢献する」という企業理念のもと、SaaS支援やDX支援、AIに特化した人材育成サービスなど多岐にわたるサービスを提供。
メインサービスの「kyozon」はもちろんのこと、近年ではプロマーケターの紹介サービス「デジパラ」の運営にも注力しており、どちらも人気を博しています。
システムを導入したい依頼者と、サービスを普及させたい掲載業者(SaaS事業者)の両方に発展に力添えすべく、サービスの品質向上に力をいれています。
名称 | 株式会社コミクス |
所在地 | 東京本社:〒150-0044 東京都渋谷区円山町15-4 近藤ビル2階 関西支社:〒664-0851 兵庫県伊丹市中央1丁目5番5号 ボントンビル5階 506号 |
電話番号 | 東京本社:03-5459-5394 関西支社:050-5490-6795 |
代表取締役 | 鈴木 章裕 |
設立年月日 | 2007年9月6日 |
資本金 | 70,840,000円(2023年12月1日時点) |
事業内容 | SaaS支援事業 デジタルトランスフォーメーション(DX)支援事業 |
従業員数 | 33名:業務委託&インターン含む(2024年10月1日時点) |
Kyozonのメリット

コストパフォーマンスが良い
Kyozonでは、サービスの利用量にしたがって金額が変動する従量課金制が採用されています。
初期費用や月額費用は一切かからず、サイト上から資料請求があったタイミングで課金が発生するためリスクを最小限に抑えられます。
「案件が紹介されないのに、月額費用だけ発生している」ということがなく、プロモーション施策はKyozon側が実施するので、効率よくマーケティング活動を進められるのです。
また、資料請求があった場合でも、いたずら案件や導入が非現実的な案件、既存顧客からの問い合わせ案件などは無効申請をすれば課金対象から除外されます。
低リスクながらも、費用対効果よくリードを獲得できるのは、まさにKyozonならではの強みだといえます。
案件の無効申請にあたり、メールでのやり取りや問い合わせ履歴などのエビデンスの提出が求められることがあります。ログは都度残しておくことをおすすめします。
オプションサービスが豊富
Kyozonでは、リード獲得につながる豊富なオプションサービスが用意されています。
予算や目的にあわせてオプションを設定できるのは、他のサービスとは一線を画す強みだといえます。
「より効率よくリードを獲得したい」「自社の知名度を高めたい」という方は、オプションサービスへの加入も視野に入れてみてはどうでしょうか。
オプションプランの一例をまとめたので、参考にしてみてください。
オプション名 | 概要 | 費用 |
メルマガ配信 | 約22,000人の会員に向けた、単独メールマガジンの配信 | 配信の設定費:50,000円 資料請求費 :10,000円(1件あたり) |
タイアップ広告 | 特集ページの作成(インタビュー記事など) | 30万円 |
YouTubeタイアップ | YouTubeのPRコンテンツ制作(30秒以内) | 20万円 |
ホワイトペーパー作成 | 約20ページのホワイトペーパーの作成 | 20万円 |
特別コンシェルジュ | アウトバウンド施策にて、決裁者のアポイントが獲得。ターゲット条件も設定可能 | 初期費用:50万円 商談確定:70,000円 成約報酬売上:15% |
集客力が高い
IT業界に特化したマッチングサービスのなかでも、Kyozonは集客力の高さに定評があります。
特にSEO対策による自然検索からのユーザーの流入ならびに獲得を強みとしており、ツールの説明や組織課題の解決方法など、これまでに1,500記事を超える自社コンテンツを提供。
ビッグワード・スモールワードを問わず、多くのコンテンツ記事が上位化されているため、自然検索から確度の高いユーザーを獲得しています。
また、Kyozon が実施している施策はこれだけではありません。
3か月に1度のオンラインのイベント・展示会を開催したり、You Tubeチャンネルで情報を発信したりするなど、プロモーションを幅広く展開することで、認知度の拡大ひいてはユーザーの獲得に成功しています。
高い集客力と知名度を活かし、良質なユーザーを集める体制が整っているため、長期にわたって安心してサービスを利用できそうですね。
Kyozonのデメリット

案件の品質にばらつきがある
前項でもお伝えしたように、Kyozonでは初期費用や月額費用がかからず、資料請求のタイミングで課金が発生するリーズナブルな料金体系が採用されています。
しかし、問い合わせ内容の精査が行われないので、どうしても案件の確度・品質にはばらつきが生じてしまうようです。
資料請求のあったユーザーにコンタクトを試みても「資料だけほしかった」「まだ依頼する予定はない」といわれてしまうことも起こりえるのです。
案件の確度・品質を重視するのであれば、案件の紹介前にヒアリングが行われる「コンシェルジュ制」が採用されているサービスの利用も視野に入れてみましょう。
問い合わせ数が保証されていない
Kyozonでは、ユーザーからの問い合わせ数(紹介数)が保証されていません。
高い集客力を強みとするサービスであるものの、自社で提供するサービス内容やプロモーションの運用状況によっては、長期にわたり問い合わせが発生しないことも起こりえます。
「ユーザーからの問い合わせがないので、なにもやることがない……」という事態を防ぐためにも、サービスの利用にあたり、リード獲得数の目安や閑散期のタイミングなどは事前に確認しておきたいところです。
継続的にリードを獲得するためには、対応できる領域を広げたり、オプションサービス利用したりするなどの施策を講じましょう。
独自の審査基準が設けられている
kyozonをはじめとするマッチングサービス・比較サイトでは、サービスへの掲載にあたり審査が設けられています。
サービスごとに審査基準・審査項目は異なりますが、一般的には会社の信用情報がチェックされます。
Kyozonでは以下のケースに該当する場合にも掲載対象外と見なされるようです。
【kyozonの掲載審査基準】
- ロゴありのサービスをもっていない場合(SaaSの場合には会社ロゴでもOK)
- 売り切りの商材しか保有していない場合
- SaaS以外の販売である場合
- 事業会社の掲載許可を得ずに、代理店が利用する場合
他社サービスと比較すると、Kyozonでは審査基準がやや厳しく設定されているように見受けられます。
「手続きをすれば、誰でも掲載できる」というサービスではないことは覚えておきましょう。
上記の項目はあくまでも一例で、他にも独自の審査基準が設けられている可能性があります。直接問い合わせるなどして、事前に確認しておくことをおすすめします。
Kyozonで集客できる顧客属性

Kyozonは、法人もしくは個人事業主に向けたサービスで、個人ユーザーからの問い合わせはほとんどないようです。
SEO対策やイベント・展示会の開催などの施策によって、中小企業はもちろんのこと、上場企業から従業員数が多い大企業にいたるまで幅広いユーザーの獲得に成功しています。
業界も実にさまざまで、メーカー・商社・小売・金融・サービス・医療など幅広く対応しています。
「資料請求が発生したタイミングで課金が発生する」というサービスの性質上、システムの担当者や決済権をもつ担当者が問い合わせている割合も高いと推測されます。
Kyozonが提供しているカテゴリ

Kyozonでは、マーケティングや人事労務、コールセンターなど多岐にわたるカテゴリを提供しています。
大枠のカテゴリ数は50件ほどですが、カテゴリごとに多数のシステム・ツールが存在します。
たとえば、主要カテゴリの「マーケティング」には、顧客データ分析ツールやコンテンツ制作ツール、MAツールや広告効果測定ツールなど多岐にわたるジャンルが含まれています。
幅広いカテゴリを提供できるのは、SaaS・ITサービスに特化したKyozonならではの特徴だといえるでしょう。
Kyozonの費用・料金体系と契約期間

前述の通り、Kyozonでは資料請求が発生したタイミングで課金が発生し、初期費用や月額費用などがかかりません。
また、契約期間の縛りもないので、サービスの利用におけるハードルが低く設定されています。
Kyozonの料金体系を表にまとめたので、確認してみてください。
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
掲載費用 | 無料 |
リード単価 | 1万円(資料請求のタイミングで発生) |
契約期間の縛り | なし |
Kyozonのお客様の声

成功事例
失敗事例
Kyozonのサービス利用までの流れ

- 【ホームページ上のフォームから申請】
ホームページ上の専用フォームに、会社名・担当者名・電話番号・メールアドレスなどを入力し、申請手続きを行います - 【打ち合わせの日時を設定】
担当者とやり取りのうえ、打ち合わせの日時を設定します - 【担当者と打ち合わせ&申し込み手続き】
担当者と対面もしくはオンラインにて打ち合わせを行います。サービス利用を希望する場合には、掲載カテゴリ開始日などを決定のうえ、申し込み手続きを行います - 【サービス開始】
上記の手続きが完了したらサービス開始です
Kyozon以外のオススメの業者紹介サイトとは?

ここまで『Kyozon』の特徴について紹介しました。
SaaSやIT分野において高い集客力と知名度があり、初期費用や月額費用がかからないリーズナブルな料金体系が魅力的なサービスです。
一方で、案件の品質にばらつきがあることや、案件の紹介数が保証されないことなどは注意しておきたいところです。
「Kyozonに興味はあるけれども、自社には合わないかもしれない……」と思われたご担当者もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は、BtoBマッチングサイト『EMEAO!(エミーオ)』も検討をしてみてください。
EMEAO!は、案件の紹介時に『コンシェルジュ』にヒアリングが行われます。
条件に合致した案件だけが紹介されるのはもちろんですが、いたずらや情報収集などの確度が低い案件は除外されます。
成功報酬も発生しないので、リーズナブルな金額で利用できるのが特徴です。
また、案件の品質についても水準以上のものがあり、上場企業の案件や単価の高い優良案件が含まれています。
実際に、安定的に案件を受注しているSaaS企業や、20件程度の問い合わせを安定的に獲得するポスティング会社や、上場自企業からのアプリ開発会社の事例もあります。
案件の品質を担保しつつ、コストを抑えたい場合にはEMEAO!のサービス利用も検討したいところです。
ぜひ、KyozonとEMEAO!の両方を比較して、より自社にマッチしたサービスを選んでみてください。
KyozonとEMEAO!のサービスを比較したうえで自社に合ったサービスを選びましょう!
今回はSaaS・IT比較サービス『Kyozon』についてご紹介しました。
初期費用や月額費用がかからず、資料請求が発生した時点で課金が発生するリーズナブルな料金体系を強みとするサービスです。
一方で、案件の品質や紹介数などが必ずしも安定しない点など、一定のリスクがあることは否定できませんので、検討する際はぜひ慎重に調べてみてください。
「問い合わせの品質や件数を確保しつつ、コストも抑えたい」という場合には、EMEAO!の利用も検討したいところです。
毎月20件近くの問い合わせを確保している成功事例もあり、Kyozonとの併用や乗り換えの事例も複数あります。
EMEAO!についてはサービス紹介サイト『もっと知るエミーオ!』で詳細を紹介しているので、チェックしてみてください。
他にも比較サイトの評判や費用について知りたい方はこちらをご覧ください。
- 有名比較サイト『比較ビズ』の実態とは。評判や費用についても解説
- IT専門比較サイト『発注ナビ』の実態とは。費用や評判に基づいて解説
- 業者紹介サイト『PRONIアイミツ』の実態とは。評判や費用についても解説
- メディアプラットフォーム『ECのミカタ』の実態とは。評判や費用についても解説
- ビジネスマッチングサービス『レディクル(Ready Crew)』の実態とは。費用や評判を解説
- マッチングプラットフォーム『ミツモア』の実態とは。評判や費用についても解説
- 業者マッチングサービス『Web幹事』の実態とは。評判や費用についても解説
- IT製品比較サイト『ITトレンド』の実態とは。評判や費用についても解説
- 業者比較サービス『くらしのマーケット』の実態とは。評判や費用についても解説