業者マッチングサービス『Web幹事』の実態とは。評判や費用についても解説

編集担当 竹中

皆さんこんにちは!アポカレッジ編集担当の竹中です。
今回はビジネスマッチングサービス『Web幹事』をご紹介します。

ホームページ制作やWeb広告運用などのITサービスを提供されている企業様のなかには「もっと案件を受注したい」と思われている方もいらっしゃるでしょう。

自社サービスの性質にマッチするマッチングサービスや比較サイトを利用すれば、効率よくリードを獲得できます。

今回は、Web制作に特化したマッチングサービスWeb幹事の実態を、独自調査した内容を踏まえながら探っていきます。

Web幹事への掲載を検討されている方は、ぜひじっくり読んでみてください!

注目!

BtoBでオススメの比較サイトをまとめた記事もあるので、併せてご覧ください。

注意

本記事は編集担当の主観を含んでおります。アポカレッジは皆様とともにステップアップをすることを目的としたメディアですので、あえてこのようなスタイルでお届けしております。情報の取り扱いは皆様の自己責任にてお願いいたします。

目次

Web制作特化型マッチングサービス『Web幹事』とは?

Web幹事は、株式会社ユーティルが運営するBtoB(企業間取引)特化型のマッチングサービスです。

ホームページ制作をはじめとしたITサービスを提供する会社のマッチングに特化しており、2024年10月時点における登録社数は5,000社を超えています。

サービスの特徴として、ユーザー(発注者)と掲載会社とのマッチングにあたり“エージェント”とよばれる担当者が仲介を行うことが挙げられます。
エージェントがユーザーに連絡をとったうえで、ホームページの種類や期日、予算や使用環境などの詳細を事前にヒアリングしてくれます。
問い合わせ内容が具体化されてから案件が紹介されるようになっているので、目的がはっきりしない案件やイタズラ案件などが除外されるのです。

広告出稿の手間やヒアリングの工数を減らしつつ、質の高いリード案件を獲得できることから、幅広いユーザーから高い支持を得ています。

【運営会社】株式会社ユーティルとは?

Web幹事を運営する株式会社ユーティルは、東京都新宿区に本社を構える企業です。
会社の設立当初はWeb制作サービスを提供していましたが、現在ではWeb幹事をはじめとしたプラットフォームの運営や企業のDX支援などのITサービスに注力しているようです。

豊富な実績と深い知見をもつITのプロが携わっており、サービスの使いやすさや、痒いところに手が届くサポート体制などに定評があります。

名称株式会社ユーティル
所在地〒160-0022 東京都新宿区新宿1-34-5 VerdeVista新宿御苑2階
電話番号03-6457-3550
設立年月日2015年4月
代表取締役岩田 真
資本金100,000,000円(資本準備金含む)
事業概要BtoBプラットフォームの運営
株式会社ユーティル会社概要

Web幹事のメリット

品質の高いリードを獲得できる

Web幹事では案件の紹介前に、専門知識をもつ『エージェント』がユーザーに対してヒアリングを行います。

案件の内容を具体化させ、そのうえで指定した条件にマッチした案件のみが紹介されるので「資料請求や情報収集を目的としている問い合わせだった」「自社で対応できない案件が紹介された」といったミスマッチが起こりくいのです。
ユーザーからの問い合わせをそのまま掲載会社に共有するのではなく、フィルターをかけたうえで情報が共有されるので、案件の品質の高さには確かなものがありそうです。

費用対効果よく、品質の高いリードを獲得できるのは、サービスを利用するうえで大きな魅力だといえそうですね。

集客力がある

数あるBtoBマッチングサービスのなかでも、Web幹事は業界でもトップクラスの知名度と集客力を誇ります。

SEO対策をはじめとしたプロモーションに注力しており、ビッグキーワード・スモールキーワードを問わず多くの検索キーワードで上位化に成功。
特に業界や業種を含めたキーワードに強く、たとえば「病院 ホームページ制作」「建設業 ホームページ制作」などの検索キーワードでは最上位に表示にされています。

幅広い検索キーワードから確度の高いユーザーの流入ができるのは、まさにWeb幹事ならではの強みだといえるでしょう。

Web幹事がgoogle検索上位に成功したキーワードの一例

ユーザーに連絡がつながりやすい

Web幹事の強みの一つとして、ユーザーへの連絡がつながりやすいことも挙げられます。

Web幹事では、一案件あたりの紹介会社の数が3~4社程度に絞り込まれています。
くわえて、エージェントによるユーザーへのヒアリング時には、案件の詳細はもちろんのこと、掲載会社からの連絡に対応しやすい曜日や時間帯なども確認してもらえるようです。

そのため、マッチングサービスにありがちな「多くの同業他社が連絡しているので、ユーザーが電話に出てくれない」「いつ電話すればよいのかわからない」といったトラブルが起こりにくいのです。

「接続率の高さ」という側面においても、Web幹事から紹介される案件は品質に優れているといえるでしょう。

補足

接続率を高めるには、ユーザーに速やかに連絡をとることを心がけましょう。また、始業時間直後や終業時間直前を避けて連絡したり、事前にメール・SMSを送ったりする方法も効果的です!

Web幹事のデメリット

案件の紹介数が保証されていない

Web幹事では、案件の紹介数が保証されていません。

高い集客力・知名度を強みとするサービスであるものの、広告の運用状況やトレンドの変化などの要因で、長期にわたり案件がこないことも起こりえます。
そのため「初期費用を払ったのに、ぜんぜん案件が紹介されない」「コンスタントに案件がこないから、経営戦略を立てにくい」というトラブルに発展する可能性も否定できません。

継続的かつ安定的にリード案件を獲得するには、案件紹介の条件を緩和したり、対応領域を広げたりするなどの工夫が求められます。

補足

コストや工数はかかりますが、他社のマッチングサービスを並行して利用するのも一つの手です。情報収集のうえ、自社の性質にマッチしたサービスを選んでみてください。

成功報酬が別途で発生する

Web幹事では、初期費用や紹介手数料とは別途で「成功報酬料(成約課金)」がかかります。

詳細は後述しますが、一案件につき10%もしくは20%の成功報酬料が発生するので、大規模の案件だと数十万円から数百万円単位のコストがかかることも。
また、他社に対抗するために見積金額・受注金額を下げすぎてしまい「紹介費用と成功報酬を差し引いたら、利益が残らなかった」という事態に発展する可能性もあります。

Web幹事から紹介される案件で利益をだすには、事前に入念にシミュレーションを実施のうえ、紹介費用や手数料を加味したうえでのサービス料金を設定しなければなりません。

補足

受注・発注を獲得するには、他社との差別化が必要不可欠です。コストだけでなく、対応スピードやデザイン性、技術力や提案力など「自社ならではの強み」を伝えましょう!

追加発注も課金対象に含まれる

Web幹事では、追加発注や継続発注の案件も課金対象に含まれます。

前述のとおり、Web幹事から紹介された案件が受注・契約に至ると、紹介手数料と成功報酬料が発生します。
しかし、案件の納品後でも、一定期間内にリピート依頼があったり、サイト運用などの別途発注を受けたりすると、それらの案件も「課金対象」と見なされ手数料が発生するのです。

案件の受注後の営業活動が制限される点は、サービスを利用するうえでデメリットだといえるかもしれません。

なお、Web幹事から紹介された案件は、原則として同サービスを通じて受注することが義務付けられています。
受注報告をしなかったり、受注金額を偽って申告したりするなど、違反行為が確認された場合には、違約金の支払いやサービス解約などの罰則が適用されることもあるようです。

補足

Web幹事で禁止されている行為は、公式ホームページの「Web幹事利用規約」に記載されています。トラブルを防ぐためにも、事前に確認しておくことをおすすめします。

Web幹事で集客できるユーザー層とカテゴリ

Web幹事のユーザー層

Web幹事が公開している情報によると、2024年10月時点における登録社数は5,000社を超えています。
マッチングサービスの利用にはコストがかかりますが、サイトへの掲載自体は無料なので、この性質が掲載会社の獲得につながっているようです。

メインユーザーは法人もしくは個人事業主で、業界は飲食・小売・製造・金融・医療・不動産・教育・レジャーなど多岐にわたります。
費用感は30万以下から500万円以上までと幅広く、上場企業の大規模案件から中小規模の案件まで広範囲にわたり対応しているようです。

Web幹事が提供しているカテゴリ

Web幹事では、ホームページ制作を中心としたカテゴリを展開しています。

SEO対策やWebマーケティング、広告運用などのカテゴリも展開していますが、やはり掲載会社が多いカテゴリはホームページ制作のようです。
コーポレートサイトやランディングページ(LP)、ECサイトやコーポレートサイトなど幅広いジャンルに対応しているのは、特化型サービスの強みだといえるでしょう。

Web幹事が提供しているカテゴリの一例は、公式ホームページ内のこちらのページでも確認できます。

Web幹事が提供しているカテゴリの一例

Web幹事の費用・料金体系

Web幹事では「初期費用+紹介料+成果報酬料」の料金体系が採用されており、初期費用は一律でに設定されています。
紹介料は「案件の予算」で、成果報酬料は「掲載カテゴリ」で変動するので、事前に確認しておきましょう。

詳細は以下のとおりです。

Web幹事の基本的な費用・料金体系のベース

初期費用・一律10万円
紹介料・(ヒアリング時の)案件の予算に応じて変動
成功報酬料・案件総額の10%(Web制作案件)
・案件総額の20%(SNS運用代行・広告運用代行・コンサル・マーケティング・ディレクション案件)

Web制作案件の費用・料金体系

案件の予算紹介料
50万円未満10,000円
50万円以上100万円未満15,000円
100万円以上200万円未満20,000円
200万円以上30,000円

SEO対策・SNS運用・コンサル・マーケティング・ディレクション案件の費用・料金体系

案件の予算紹介料
5万円/月10,000円
5万円以上10万円未満/月15,000円
10万円以上20万円未満/月20,000円
20万円以上/月30,000円

広告運用案件の費用・料金体系

案件の予算紹介料
20万円/月10,000円
20万円以上50万円未満/月15,000円
50万円以上100万円未満/月20,000円
100万円以上/月30,000円

このように、Web幹事では案件の予算が高くなるにつれて、紹介料も高くなるシステムが採用されています。

費用対効果を最大化させるためにも、事前に料金シミュレートを入念に実施しておきたいところです。

Web幹事のお客様の声

成功事例

「コンサルタントの方が仲介に入っていただけるので、要件や依頼内容がまとまっていて話が進みやすい。手間が削減できて非常に便利です」

「サポート体制が充実しており、進行で困ったときにクライアントにリマインドしてもらえる。案件のマッチング精度にも優れています」

「担当者が事前にヒアリングをしてくれるシステムが良い。よくある一括比較サイトのように、大量の業者から五月雨式に電話がいくこともないので、連絡がつながりやすい」

失敗事例

「案件の紹介前に担当者が介入するものの、どうしても粒度にばらつきがあった。他サービスのほうがヒアリング力が高いと感じることがあった」

「まだ確定していない案件に対して、担当者から進捗確認の電話がくることが何度かあった。このシステムはなんとかしてほしい」

「案件の品質に不満はないが、紹介費用や成果報酬料も含めるとコストが高くついた。もう少しシンプルな料金体系だと良いのだが」

Web幹事のサービス利用までの流れ

  1. 【ホームページ上のフォームから申請】
    ホームページ上の専用フォームに会社名や担当者名、メールアドレスなどを入力のうえ登録申請を行います
  2. 【打ち合わせの日時を設定】
    担当者から折り返し連絡あるので、やり取りのうえ打ち合わせの日時を調整します
  3. 【担当者と打ち合わせ&申し込み手続き】
    担当者と対面もしくはオンラインにて打ち合わせを行います。サービスの利用を希望する場合には、開始日や契約期間などを決定のうえ申し込み手続きに進みます
  4. 【サービス開始】
    上記の手続きが完了したらサービス開始です

Web幹事以外のオススメの業者紹介サイトとは?

ここまで『Web幹事』の特徴について紹介しました。

IT分野のマッチングサービスにおいてトップクラスの掲載会社数を誇り、なおかつ案件の品質や集客力に優れているのが魅力的です。
一方で、紹介される案件の数が安定しないケースもあったり、コストが高くつくケースもあったりなど、少なからずデメリットもあるようです。

もし「Web幹事に興味はあるけれども、自社には合わないかもしれない……」と思われた方は、BtoBマッチングサイト『EMEAO!(エミーオ)』も、ぜひ検討してみてください。
EMEAO!では、Web幹事と同様に、案件の紹介時には『コンシェルジュ』による人力でのヒアリングが行われます。

条件にマッチした案件を紹介しているのはもちろんですが、成功報酬も発生しないので、Web幹事よりリーズナブルに利用できます。
案件の品質も高い水準のものが多く、上場企業案件や単価の高い優良案件も含まれています。

Web幹事とEMEAO!の両方を比較して、ぜひ自社にマッチしたサービスを選んでみてください。

Web幹事やEMEAO!などのサービスの性質を把握したうえで自社に合ったものを選ぼう!

今回はWeb制作に特化したマッチングサービス『Web幹事』についてご紹介しました。

案件の紹介にあたりエージェントがヒアリングを行うシステムを特徴としており、案件の品質の高さや、優れた集客力などに定評があります。
ただ、サービスの性質や料金プランなどを鑑みても一定のリスクがあることは否定できませんので、検討する際はぜひ慎重に調べてみてください。

「まずは、問い合わせ件数や提案件数を確保したいな」「なるべくコストを抑えたい」とお考えの方は、ぜひEMEAO!への掲載も検討してみてください。
毎月20件近くの問い合わせを確保している成功事例もあり、Web幹事との併用や乗り換えの事例も複数あります。

EMEAO!についてはサービス紹介サイト『もっと知るエミーオ!』で詳細を紹介しているので、チェックしてみてください。

他にも比較サイトの評判や費用について知りたい方はこちらをご覧ください。

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この記事を書いた人

BtoBお問い合わせメディアの営業責任者として、これまで600社を超える新規掲載企業の獲得ならびに売上アップに貢献。現在は、これまでの営業経験を活かし、エンドユーザー、サプライヤー共に満足度の高い、お問い合わせメディアを創るべく『EMEAO!』の事業拡大に奮闘中。また、自身が代表を務める草野球チームでもプレイングマネージャーとして大活躍中!

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