皆さんこんにちは!アポカレッジ編集担当の田村です。
今回はIT専門比較サイトの『発注ナビ』をご紹介します。
システム開発会社の方にとって、エンドユーザーの案件を集客することは非常に重要です。
いわゆるSIerからの下請け案件は利益率が低いうえに制約も多く、依存するのは危険だからです。
そんな時に新規獲得施策として効果的なのがリーズナブルかつ安定的に集客が可能な「比較サイト」の活用です。
その中でも、システム開発会社の方にとって人気があるのがIT専門比較サイトの『発注ナビ』です。
今回は、実際に発注ナビに掲載したことがある人の生の声もご紹介しながら、発注ナビの実態に迫ります。
BtoBでオススメの比較サイトをまとめた記事もあるので、併せてご覧ください。
本記事は新人マーケター田村の主観を多分に含んでおります。アポカレッジ!は皆様と共にステップアップをすることを目的としたメディアですのであえてこのようなスタイルでお届けしております。情報の取り扱いは皆様の自己責任にてお願いいたします。
IT専門比較サイト『発注ナビ』とは?
発注ナビはシステム開発・アプリ開発・ホームページ制作の3分野に特化したIT専門の比較サイトです。
無料アカウントも含めてだとは思われますが、利用社数が2,500社を突破している大型比較サイトです。
総合比較サイトで同規模の企業でいうと発注ナビやアイミツもありますが、システム開発を中心としたIT関係のみでこれだけの規模を誇るのは発注ナビだけではないでしょうか。
システム開発を中心としたIT分野を代表する比較サイトだといえるでしょう。
発注ナビのメリット
「挙手制」なので情報を見てから対応するか選べる
発注ナビの集客ツールとしての一番のメリットは、「挙手制」を採用している事です。
発注ナビから案件情報が届いて、基本的な要件を確認したうえで、エントリーをするかどうかを決められるのです。
月額固定費がかかる仕組みなどだと、問い合わせが来ても来なくても費用だけ発生したり、自分たちの苦手分野の問い合わせばかりが来てしまったりするリスクがあります。
挙手制であれば、自分たちの得意分野でエントリーをする価値がある案件だけを選べるので、リスクは大幅に低下できます。
この挙手制であるという点が、発注ナビの最大のメリットだといえるでしょう。
一回の同時紹介社数が少なめ
発注ナビは同時紹介社数が少なめなのもメリットです。
一般的な比較サイトや一括見積もりサイトだと、多い時には10件以上の企業に同時に案件配信されることがあります。
そのため、3~4社しか連絡が繋がらず受注はもちろんアポにも繋がりにくいという弱点があります。
その分、価格がリーズナブルなことが多いのですが、提案の工数も含めてのトータルコストだと割に合わないケースも少なくないでしょう。
それに比べて発注ナビでは、同時紹介社数が3~5社程度と抑制されています。
最大でも5社程度なので、自社のホームページからの問い合わせもコンペになるケースがあることを踏まえると、提案余地がしっかりあるといえるでしょう。
もちろん、その後受注に至るかどうかは提案内容次第なのですが、受注の可能性がしっかりあることはメリットでしょう。
システム開発中心に案件品質が良い
発注ナビはシステム開発中心に案件品質が良い傾向にあります。
具体的には、400~500万円程度の中規模案件や、1,000万円を超える規模の案件が定期的に流入しています。
これは、発注ナビの親会社であるアイティメディアとの連携が影響しています。
ソフトバンクグループである一部上場企業アイティメディアが運営するITmediaなどで、発注ナビの露出を定期的に行っているのです。
ITの専門的な情報に興味・関心があるユーザーに効果的に露出をしていることが、中規模~大規模案件の集客に好影響を与えていると考えられます。
この点は発注ナビ独自の強みなので、他社には真似できない要素だといえるでしょう。
発注ナビのデメリット
費用が高額
発注ナビの最大のデメリットは費用が高額なことです。
発注ナビでは、一案件にエントリーするごとにシステム開発・アプリ開発案件は9万円、ホームページ制作は2万円の費用が発生します。
価格プランの変更を定期的に行っているためか、様々な料金パターンの情報がウェブ上にはあるのですが、この「エントリーごとに9万円or2万円」が基本プランとなるようです。
参考までに、「初期費用45万円・掲載費用156万円(年間契約)」などの情報もありました。
「良質な案件を低リスクで集客出来る」メリットがあるために強気の価格提示をしているものと考えられますが、中小企業にとっては中々手が出ない価格帯ではないでしょうか?
提案に至らないリスクもある
発注ナビで一つ注意しなければならないのは、「エントリーしただけでは提案できるか分からない」点です。
まず、挙手制のデメリットとして条件に合致していなかったり、より条件にふさわしい企業がいたりしたら落選する可能性があります。
なので、条件が良い案件ばかりにエントリーをしていると、契約期間中一件も提案できずに終わることさえあり得ます。
また、首尾よく当選しても、それはあくまで「連絡をしても良い企業の中に入った」だけであり、まだアポが取れるかどうかは確定していません。
恐らくないとは思いますが、当選した連絡を見逃して連絡をしないまま1週間程度経ってしまって提案も出来ずに終わるというケースも考えられます。
なので、決して「受注確約サービス」でも「アポ確約サービス」でもないことは理解したほうが良いでしょう。
個人事業主は掲載NG
発注ナビは個人事業主の掲載は出来ません。
公式サイトにも明示されていますが、法人格の有無が掲載の最低条件となっています。
発注ナビは上場企業が親会社であり、コンプライアンスや与信面を重視した掲載条件を設定しているものと見られます。
ホームページ制作中心に個人事業主で比較サイトを使いたい人もいるとは思いますが、他社のサイトかクラウドソーシングサービスを活用するほかないでしょう。
集客出来るユーザー層・展開中のカテゴリー
集客出来るユーザー層は、比較的ITリテラシーが高めの企業となっています。
発注ナビ自体のリスティング広告やSEOの検索エンジンマーケティングだけではなく、親会社のアイティメディアが運営するIT専門サイトからの流入があるからです。
一定程度ITやシステムに関する興味・関心がある中堅以上の企業をターゲッティングしているため、ユーザー属性としては比較的高めだと考えて良いのではないでしょうか。
発注ナビのお客様の声
成功事例
失敗事例
発注ナビ以外のオススメの業者紹介サイトとは?
ここまで、IT専門比較サイトの発注ナビについて解説をしてきました。
- 規模が大きく良質な案件を獲得したい
- 空振りのリスクがどうしても気になる
- 広告宣伝費は潤沢に用意ができる
このような方には発注ナビはオススメだといえるでしょう。
一方で、「大規模すぎる案件は不安なので手離れのいい案件に集中したい」「予算に限りがあるのでリーズナブルに試したい」などのお悩みを持っている人には、同じ比較サイトでも『EMEAO!(エミーオ)』がオススメです。
EMEAO!はBtoB中心の総合マッチングサイトです。
システム開発・アプリ開発分野も人気が高く、毎月安定的に集客を実現しています。
EMEAO!の特徴・メリットは次の通りです。
- 案件は全件電話ヒアリングを行い、発注意欲と要件を確認
- 200~300万円の案件から1000万円単位の案件まで幅広く集客可能
- 毎月4~5件程度、安定的に集客出来る可能性アリ
- 費用は1万円~の問い合わせ成果報酬が基本でリーズナブル
- 個人事業主も登録可能
発注ナビで大規模案件を狙いつつ、EMEAO!で手離れのいい案件を集客するというような使い分けも可能です。
実際に、EMEAO!と発注ナビを併用している企業も少なくありません。
EMEAO!と発注ナビの両方を活用してエンドユーザーの集客体制を確立した成功事例もあるのでぜひチェックしてみてください。
リスクが気になる企業は発注ナビを、手離れよく新規獲得したい企業はEMEAO!を検討しよう!
今回は開発業者紹介サイト『発注ナビ』についてご紹介しました。
システム開発・アプリ開発・HP制作などの開発系に特化している点が特徴の発注ナビ。
類似サービスの中では人気のあるサービスなので、システム開発などの企業の方は検討する価値はあるでしょう。
ただ、料金プランが高額な点や提案までたどり着きにくいとの意見があるのは事実なので、検討する際はぜひ慎重に調べてみてください。
一方、手離れよくリーズナブルに新規獲得したい企業については、EMEAO!もオススメです。
毎月4~5件程度安定的に問い合わせ獲得が出来る可能性があり、費用もリーズナブルに試せます。
EMEAO!についてはサービス紹介サイト『もっと知るエミーオ!』で詳細を紹介しているので、チェックしてみてください。
他にも比較サイトの評判や費用について知りたい方はこちらをご覧ください。