遺品整理業者が一括見積もりサイトを活用するポイント

編集担当 田村

皆さんこんにちは!アポカレッジ編集部員の田村です。
今回は遺品整理分野での一括見積もりサイト活用のポイントをご紹介します。

「良い業者を見つけて遺品整理を依頼したい」という人からの問い合わせが得られる一括見積もりサイト。

比較サイトやマッチングサイトとの呼び名もありますが、リード獲得の手法の一つです。

BtoC領域の遺品整理業者の人にとっても、一括見積もりサイトは新規開拓のサービスとして検討の余地があるでしょう。

そんな一括見積もりサイトですが上手に活用するには何に注目すればいいのか、実際に一括見積もりサイト運営業者として得た裏情報も交えつつポイントを解説します。

注意

本記事は新人マーケター田村の主観を多分に含んでおります。アポカレッジ!は皆様と共にステップアップをすることを目的としたメディアですのであえてこのようなスタイルでお届けしております。情報の取り扱いは皆様の自己責任にてお願いいたします。

目次

「ちゃんと問い合わせがくる」か確認する

一括見積もりサイトを活用する際の大前提となるのが、「ちゃんと問い合わせが来ること」です。

一括見積もりサイトや比較サイト、ポータルサイトと呼び名は様々ありますが、これらのサイトの本質的な価値は「集客が出来ること」です。
BtoCのサービスは競争が特に激しく、中々自力で効果的な集客をするのが難しいのが現状です。
その難しい集客を肩代わりしてくれるからこそ、広告費や販売促進費をかける価値があるといえます。

一括見積もりサイトはどうしても立ち上げるのが簡単な印象があって様々な企業が参入していますが、実際はそもそも十分な問い合わせの確保が出来なくて撤退することが多いのも実態です。

なので、まずは大前提としてしっかりと期待するほどの問い合わせ件数が獲得出来そうかどうかをチェックしましょう!

同時紹介社数が多すぎないサイトである

次の二つは品質に関するチェックポイントです。

まず一つ目ですが、一括見積もりサイトを利用する時に注意すべきなのは、「同時紹介社数」です。

一括見積もりサイトはユーザーに対して「このサイトに問い合わせたら優良業者から複数まとめて見積もりが取れますよ!」というアピールをしています。
自力で条件にマッチしていそうな企業を探すのは大変と思っている人が、「これは便利だ!」と思って問い合わせをするのです。

ここで注意なのが、問い合わせ画面の作りをわざと分かりにくくして多すぎる業者に問い合わせするように仕向ける一括見積もりサイトもある点です。
仮に4~5社までであればユーザーも一社一社丁寧に対応する余裕もあると思いますが、それが10社を超えるようになってくると面倒になってしまい対応がおざなりになってしまいます。
そのようなユーザーだと、問い合わせがあったとしても受注に繋がる可能性はほぼ0となってしまいます。

なので、実際に一括見積もりサイトの利用を検討する際は「問い合わせ画面が恣意的に多すぎる会社を紹介するようになっていないか?」を確認しましょう。
また、後述するオペレーターなどが希望に沿った会社を紹介する仕組みの場合は、同時紹介社数の平均を必ず質問することをおすすめします。

4~5社であれば、通常のHP問い合わせでもこっそり別の企業に問い合わせているケースと似ているので許容範囲ですが、10社を超える場合や、そもそも教えてくれないような一括見積もりサイトサイトであれば避けたほうが良いでしょう。

なぜ一括見積もりサイトはたくさんの企業に紹介したがるのか?

これは一括見積もりサイトのビジネスモデルに原因があります。

一括見積もりサイトは基本的に遺品整理業者から広告費を貰って運営をしています。
月額固定費・問い合わせ課金・(売上の10%~20%の)成功報酬など様々な形がありますが、いずれも遺品整理業者の方に多くの案件情報を送客することが重要になってきます。

問い合わせ課金が問い合わせを紹介すればするほど売上が上がるので顕著ですが、月額固定費の場合も案件数が0だと解約の原因になるので送客する理由となりますし、成功報酬の場合も受注が生まれないと売上が0円なので可能性を上げるために送客するインセンティブがあります。

なので、案件情報を複数の遺品整理業者に送ることが一括見積もりサイトでは前提となります。

繰り返しになりますが、4~5社までなら許容範囲にしても10社などに紹介している場合は受注の可能性がほぼ0に近くなるので、避けたほうが良いでしょう。

平均5社以内の紹介社数の一括見積もりサイトであれば、良心的だといえるのではないでしょうか。

オペレーターなどがしっかりと介在する

問い合わせの品質についてはもう一つポイントがあります。

それが、オペレーターが介在するかどうかです。

「コールセンター」「オペレーター」「コンシェルジュ」等呼び方は色々とありますが、問い合わせを受けた際に担当者が何らかの確認をしている一括見積もりサイトの方が品質が良くなる傾向にあります。

一括見積もりサイトの大半はユーザーが情報を入力したらその情報がそのまま遺品整理業者に届きます。
そのため、いわゆるいたずら・冷やかしが紛れ込むリスクがどうしても残りますし、実在の人物であっても資料だけもらえればいいと温度感の低い人が問い合わせてくることもあります。

WEBからの問い合わせはある程度、そのような問い合わせが紛れ込むのを覚悟の上でやるものではありますが、広告費を費やしている以上ロスは少なければ少ないほうが良いのが人情です。

なので、出来るだけオペレーターが対応して最低限いたずらや冷やかしはスクリーニングしてもらえるサービスだとより好ましいといえるでしょう。

遺品整理の分野ではまだオペレーターを本格導入している一括見積もりサイトは少ないですが、見つけたら有力な候補にすると良いでしょう。

しっかり利益が残り得る料金プランである

最後に、料金プランもしっかりと確認しましょう。

別の段落で一部触れていますが、遺品整理業界に関わらず、一括見積もりサイトは大きく分けて3つの料金プランがあります。

  • 月額固定費プラン
  • 問い合わせ課金プラン
  • 成功報酬プラン

月額固定費プランは、その名の通り月額数万円~数十万円の費用を出して案件を紹介してもらう仕組みです。
もし毎月30件、40件と問い合わせがくる一括見積もりサイトであればむしろ一番割安となる可能性もあります。
固定費がかかるというと敬遠する人も確かに多いですが、魅力的で自分がユーザーでも使ってみたいと思えるようなサイトだったらむしろコストパフォーマンスが高いかもしれません。

問い合わせ課金プランは、「一件の問い合わせが紹介されたら●●円」という形のプランです。
固定費のように「来ても来なくても費用が掛かる」という事はなくて、問い合わせが無ければ0円というリスクが抑えられたプランとなります。
受注の確約まではされないのですが、そもそも広告サービスである点やお客様を洗脳・誘導することは不可能である点などを考慮すると、十分な価値はあるといえるのではないでしょうか。

最後の成功報酬プランは契約した際に売上の10%~20%程度を支払う形態となります。
有名なポータルサイトのくらしのマーケットが成功報酬プランとなっています。
契約が成立する段階で初めて費用が発生するのでリスクは一番低いプランとなります。

ただ、売上の10%~20%だと利益が全く残らないリスクがあるので、慎重に検討したほうが良いでしょう。
遺品整理で依頼を受けた後、「中古品買取」や「ハウスクリーニング」など別の商材を提案するなどの工夫をしないと売上は黒字でも利益では赤字という難しい状態になるかもしれません。

敢えてどのプランが良いかオススメするのであれば、月額固定費プランや問い合わせ課金プランです。
営業力に自信があるなら、むしろ割安で利益が残る可能性があるからです。

じっくりとそろばんを弾いてみることをおすすめします。

しっかり問い合わせが来る一括見積もりサイト中心に検討しよう!

今回は遺品整理業者の方が一括見積もりサイトを利用する際のポイントについて解説しました。

BtoCの領域は特に集客が難しい激戦区なので、一括見積もりサイトを利用すること自体は十分検討の余地があるでしょう。

一方で良いサイトを選ばなければ費用ばかりが掛かってしまうケースも懸念されます。

ぜひ、自社にとって良い一括見積もりサイトを探してみてください。

注目

もし優良な一括見積もりサイトを見つけたいのであれば『ビジネスマッチングサイトEMEAO!(エミーオ)』がオススメです。

問い合わせ件数が全体で毎月800件寄せられるなど効果的に集客をしています。

また、「コンシェルジュ」制を導入しているので案件品質も一定のクオリティーを保っています。

サービス紹介サイト『もっと知るEMEAO!』で成功事例なども紹介しているので、ぜひ一度ご覧ください。

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この記事を書いた人

アポカレッジ2代目編集長。当初は営業職として入社するもなかなか結果振るわず、約1年前からインサイドセールス&マーケッターに転籍。BtoB領域のリード獲得業務に従事するとそこでメキメキ成果を上げこの分野に傾倒していく。マーケターとしてはまだまだ新米だが意欲は十分、一流のBtoBマーケターを目指して奮闘中!Twitter個人アカウントのフォロワーが6か月で5,000名を突破!

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