SNSの運用方針(運用ルール)の作り方

編集担当 田村

皆さんこんにちは!アポカレッジ編集部員の田村です。
今回はSNS運用方針の作り方をご紹介します。

SNSマーケティングを実際にやってみようと思った際にまず初めに作るべきは、「SNS運用方針」です。

事前にルールなどを定めておくことで、迷いなく発信をすることが可能になります。

今回の記事を参考に、まずはSNS運用方針を作る所からスタートしましょう。

注意

本記事は新人マーケター田村の主観を多分に含んでおります。アポカレッジ!は皆様と共にステップアップをすることを目的としたメディアですのであえてこのようなスタイルでお届けしております。情報の取り扱いは皆様の自己責任にてお願いいたします。

目次

どのSNSを活用するか決める

まずは、どのSNSを利用するかを決めましょう。

BtoB企業であればTwitter・Facebookがオススメです。
理由としては、ユーザー数が多く情報収集にも利用されているからです。
どちらもBtoB商材の広告出稿が増えており、ユーザーに違和感が少ないという理由もあります。

一方で、業界業種によってはその他のSNSが威力を発揮する可能性も十分あります。
例えば、工務店やオフィスデザインの分野であればInstagramを活用すると良いかもしれません。
自社が施工した案件の写真を定期的に投稿することで、効果的に良さをアピールできる可能性があります。

まずは、一つか二つ、自社にマッチしていそうなSNSを決めると良いでしょう。

コンテンツリストを作成する

次に、コンテンツリストを作成しましょう。
「投稿ネタの台帳」だと考えると良いでしょう。

別途どのようなコンテンツを作成するか検討したうえで、ネタごとにカテゴリー分けして一覧にします。
投稿した後、いつ投稿したのかわかるように日付を記入する欄も作っておくと良いでしょう。

このコンテンツリストをあらかじめ作っておくと、ネタ切れによって投稿が止まってしまうことを避けられます。

少なくとも3か月分の基礎コンテンツを用意しておけば、導入の一文を少し変化させるだけで使いまわしも可能です。

コンテンツリストを作ることで「最低限、ここに書かれているネタを投稿すれば放置状態にはならない」と思えるので、運用のプレッシャーが軽減されるでしょう。

もちろん長期的には効果測定の結果を踏まえて、ネタの更新や入れ替えもしていきましょう。

投稿スケジュールを考える

投稿スケジュールも事前に考えましょう。

体制が整っているのであれば、毎日投稿をする方が当然好ましいです。
しかしながら、無理をしてスタッフが疲弊してしまうと成果が出る前にとん挫するリスクも発生してしまいます。

よって、自社のリソースを踏まえて現実的な投稿スケジュールを検討する必要があります。

例えばですが、次のような基本的な投稿スケジュールを策定しておくと運用が楽になるでしょう。

月曜日流行ネタに合わせた投稿
火曜日お客様成功事例
水曜日担当者プライベート投稿
木曜日商品メリット
金曜日休み

なお、投稿した時間帯や曜日によっても効果は変動します。
運用開始から3か月程度は意識的に項目を入れ替えながら、反応が良い時間帯と投稿内容を探っていくと良いでしょう。

商品発売日のスケジュールなど

商品発売日や、会社独自のイベントがある際は年間スケジュールに盛り込んでおきましょう。

例えば年二回新商品発表がある場合、その月は通常とは異なる投稿スケジュールを設定することになるでしょう。

また、決算期に合わせて特別なメッセージを発表するような場合は、SNSでも忘れずに告知や投稿をする必要があります。

SNSを育てていくと、このようなイベントごとに合わせての発信にも好反応が得られるようになります。

ぜひ意識していきましょう。

祝日や社会的なイベント

中級編にもなってきますが、祝日や社会的なイベントも押さえてスケジューリングが出来るとさらにいいでしょう。

どういう事かというと、ゴールデンウィークに合わせて謝恩キャンペーンをするような場合、SNSでも積極的にキャンペーン投稿をするのです。

これはBtoCよりの例ですが、BtoBでも業界の繁忙期・閑散期に合わせて何らかの施策を打つ可能性は十分にあるでしょう。

例えば、決算期に当たる11月に売上がアップする傾向が明らかなのであれば、決算期キャンペーンと銘打って公式サイトへの誘導を強めてみることも可能でしょう。

直前になって準備していたのではキャンペーン設計が間に合わないので、年間計画を策定する際に大まかな方針だけでも決めておくと良いでしょう。

ここまで意識して投稿をしていくと、成果にも結び付きやすいと思いますよ。

コミュニケーション方針を決める

最後に「コミュニケーション方針」を決めましょう。

SNSは元々コミュニケーションツールです。
ユーザー同士が簡単・便利に交流を深められることがサービスの本質的価値なのです。
ただ定期的に投稿を行うだけだとテレビCMと一緒で、SNSのポテンシャルを生かすことは出来ません。

そこで、コメントが付いた時やシェア・リツイートされた際にどのような反応を取るかをあらかじめ決めておきましょう。

もちろん一つ一つ全く違うコメントが付くので、大まかな方針策定しか出来ないとは思います。
それでも、事前に方向性を定めるだけでもスムーズなやり取りが可能になります。

また、問い合わせやクレームの連絡が寄せられたとしたらどうするかも事前に決めておくと良いでしょう。

どちらも迅速な対応がポイントとなるので、方向性を定めておくことで初動を速めることが重要です。

以上の内容を意識しながら、自社なりのコミュニケーション方針も策定していきましょう。

炎上対応の方針

なお、SNSでは定期的に炎上が発生します。

残念ながら炎上は発生するときには発生してしまうものです。

そこで、事前にシミュレーションを行って対応フローを策定することが重要です。

具体的には、以下の項目は最低限定めておくべきでしょう

  • 投稿削除したりお詫びの文面を出したりするタイミング
  • お詫びの文面のひな型
  • 炎上後、コメント等への対応はどのようにするか
  • 炎上後、どれくらいの期間投稿を自粛するか

逆にいうと、事故が発生しても対応が適切であれば被害が最小限で食い止められるように、炎上も事前のシミュレーションと対策で被害を押さえられます。

こちらもコミュニケーション方針の一環として策定しましょう。

万全の事前準備をすればSNS発信は怖くない

今回はSNS運用方針の作り方について解説しました。

SNSは誰でも手軽にできる印象がありますが、しっかりとした成果を出すためには事前準備が大切です。

良い準備をすることで迷いなく投稿が出来ますし、その後効果測定をして改善を行うことも可能です。

また、ソーシャルポリシーを策定すること自体がSNS炎上の予防にもなります。

ソーシャルポリシーを作成する事にはメリットしかないので、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

アポカレッジ2代目編集長。当初は営業職として入社するもなかなか結果振るわず、約1年前からインサイドセールス&マーケッターに転籍。BtoB領域のリード獲得業務に従事するとそこでメキメキ成果を上げこの分野に傾倒していく。マーケターとしてはまだまだ新米だが意欲は十分、一流のBtoBマーケターを目指して奮闘中!Twitter個人アカウントのフォロワーが6か月で5,000名を突破!

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