

今回はSNSでコンテンツを拡散するコツを解説します。
SNSを通じた拡散は「バズ」とも言われて、無名の商品が一躍全国規模で話題になることも。
今回はそんなコンテンツが拡散するにはどうしたらいいか、そのコツを解説します。
目次
SNS拡散の基礎4点
早速、SNSで拡散するためのコツを書いていこうと思います。
SNSでの拡散で重要なのは、ターゲットをしっかりと見極めて、ターゲットが気に入りそうな投稿を、ターゲットに受け入れられやすい形で発信することです。
これは、マーケティングそのものの考え方ですね。
ぜひ、意識しながら各項目を読んでみてください。
各SNSの特徴に合わせる
まず第一に、各SNSの特徴に合わせた投稿をすることが重要です。
各SNSには独特の文化や投稿スタイルがあります。
このSNSの特徴に則った投稿をすることで違和感なく投稿が受け入れられて、結果的に拡散をする可能性が高まります。
ビジネスマンによる自己啓発書的な投稿と、旧2ちゃんねる的なアングラな投稿とに二極化しています。
ビジネスの投稿としては論外となるような「www」や「マジぴえん」みたいな単語を織り交ぜたほうが、結果的に受け入れられることさえあります。
特にBtoCであれば後者のアングラな文体をしっかりと研究して違和感なく投稿に取り入れるべきです。
そのほうが拡散される可能性が高まります。
BtoBであれば前者のビジネスマン的な文体をまずは意識してみると良いと思います。
しかし、適度にアングラな文体の投稿もテストしてみると良いかもしれません。
比較的40代以降の利用が増えており、悪く言えば高齢化しつつあるSNSです。
逆にいうと通常のビジネスにおけるコミュニケーションと近い形でやり取りが出来るので、ターゲット層が中堅~経営者層なら今でも利用する価値はあると思います。
企業の発信として使う場合、基本的には通常のビジネス文書の応用で良いでしょう。
自社ブログや雑誌で書くような、標準的なスタイルの文章を書けば大丈夫です。
画像・動画・文章と、比較的幅広いコンテンツの発信がしやすいSNSなので、他のSNSで発信した内容を転用することも良いでしょう。
Instagramは元々写真投稿がメインのSNSだったことがあり、基本的には画像のクオリティーが重視されます。
実は直接「拡散」が出来る機能はないのですが、いいねが多くつく投稿は検索されたときに上位に表示されるなど恩恵があるので、一定の広がりは期待できます。
キャラクターと商品とがマッチした画像を投稿し、補足的に文章を記載するのが基本スタイル。
世界観というと大げさですが、しっかりと画像や文章のトーンを統一して発信することが大切です。
YouTube
YouTubeは動画投稿サイトとして人気で、コメント機能もあることからSNSとしても注目されています。
YouTubeはまさに動画のクオリティーが非常に重要となります。
ニーズに沿った投稿を配信することが大前提となります。
自分が狙いたいと思っている領域の人気Youtuberをしっかりと研究しましょう。
YouTubeではいいねやチャンネル登録の数が増加するのに比例して、動画が拡散されていきます。
あるユーザーが自社の動画にいいねをすると、そのユーザーが見ている別の動画に「関連動画」として自社動画が表示されるようになるのです。
他の要素もあるので一概には言えませんが、いいね数・チャンネル登録数を増やしていくことでコンテンツが拡散すると考えても良いでしょう。
ユーザー層を把握する
各SNSの特徴と関連して、「ユーザー層」もチェックしましょう。
Twitterであれば20代~30代前半男女、Instagramは20代~30台女性中心など、一定の傾向があります。
また、各SNSの中にも細分化されたコミュニティーがあるので、自社が狙っていきたいコミュニティーを見つけて特徴を把握することが重要です。
なお、ここ数年一人のユーザーが複数のSNSに登録することが一般的になっており、「40代以上男性によるInstagram利用率アップ」などの変化もあります。
固定観念に縛られず、実際の投稿の傾向を把握することが大切ですよ。
投稿の時間帯を意識する
拡散されるための前提条件として、「まずは少しでも見てもらえる確率を増やす」ことが大切です。
大きな拡散も、まずは最初の数十名に見てもらえなければスタートラインに立てないからです。
そのために重要なのが投稿の時間帯です。
各SNSごとにユーザーが活発になる時間帯があるので、その時間帯に合わせて投稿をすることで見てもらう確率を増やすことが可能です。
全体的な傾向として、8時・12時・20時頃が比較的ユーザーが活発になりやすいです。
通勤・通学中、昼休み、帰宅後などの暇つぶしとして閲覧されているといえます。
もちろん、各SNSやターゲット層によって変化しますので、実際に投稿をしながら確かめてみると良いでしょう。
もちろん内容も重要
最後に内容も当然重要です。
見てもらう回数が増え、文体やトーンの統一にも気を配っていたとしても、根本的に興味関心がもたれていなければ拡散することはありません。
自社の持っている有益な情報や、担当者のキャラクターなど、内容をブラッシュアップする切り口はたくさんあるので、良質なコンテンツを発信することをまずは目指していきましょう。
有料施策を組み合わせる
ここまで、企業ページで無料の発信をすることを前提に考えてきました。
一方で、より大々的に全国規模でPRするのであれば有料施策にも目を向けなければいけません。
SNSの投稿それ自体が拡散するということももちろん認知度アップの効果はあります。
とはいえ、新サービスを発表した際に新サービス専用サイトのPV数が伸びるなど直接的な効果も重要です。
後者の「積極的にアピールしたいコンテンツへの誘導」をしたい場合には、無料の発信だけではなく有料の施策も組み合わせることで効果的に拡散が出来るでしょう。
概要を書いていきますので、参考にしてみてください。
SNS広告を活用する
まずは、各SNSが用意しているSNS広告を利用しましょう。
SNS広告の特徴は「セグメンテーション・ターゲッティングを細かくできる」ことです。
つまり、非常に細かな特徴毎に分類して、ある特定の特徴を持った人たちにピンポイントで広告を出せるということです。
例えばですが、「東京都内在住、カレーに興味がある人」という設定も可能です。
自社サービスに興味を持ち得る人たちに自社コンテンツを露出できるので、拡散につながる可能性は十分あるでしょう。
・インフルエンサーを活用する
「インフルエンサー」と呼ばれる人たちに謝礼を払い、PR投稿をお願いすることも可能です。
具体的には一投稿いくらの形でフォロワーが数万人いる人が自社サービスについての口コミをしてくれます。
例えていうなら、芸能人が自分のSNSで口コミをしてくれるようなものです。
「謝礼を支払っての投稿だ」と分かるようにPRの一文字を入れることが慣行となっていますが、それでも知名度アップの効果は期待できます。
メディアへの寄稿を行う
WEBメディアには「記事広告」のメニューを持っている会社も多いです。
自社サービスについてインタビュー形式でPRしてくれるメニューで、自然な形でサービスをPR可能です。
また、記事の中に一般的にも有益と思われる情報を織り交ぜることで、SNS上でのシェア・リツイートも期待できます。
コンテンツを前面に打ち出す形なのでユーザーも違和感なく読むことが出来ます。
結果、通常の広告よりも拡散してくれる可能性が高くなります。
また、もし自社サービスの知名度がアップして人気になったら無料での取材依頼が来ることもあります。
このような取材が舞い込むようになると、SNSマーケティングにも好影響があるので、機会があれば積極的に受けると良いでしょう。
ターゲットを意識することで拡散は生み出せる
今回はSNSでコンテンツを拡散するコツを解説しました。
SNSはユーザーの反応が読み切れない部分も確かにありますが、一方でしっかりと準備をすることで確率を上げることは十分に可能です。
今回の記事を参考に、SNSでの拡散が増えないかチャレンジしてみてください。