個人事業主が集客でマッチングサイトを使う際のポイント

編集担当 田村

皆さんこんにちは!アポカレッジ編集部員の田村です。
今回は個人事業主が集客でマッチングサイトを使う際のポイントについて解説します。

個人事業主やフリーランスとして独立した人にとって、最初の壁が新規集客です。

過去の人脈などからある程度仕事がある状態でスタートする人もいるでしょうが、安定的に売上を確保するためには集客も頑張らなければなりません。

そんな時に役に立つのが、個人事業主向けのマッチングサイトやポータルサイトです。

便利な仕組みではあるのですが、効果的に活用するためにはいくつかのポイントがあります。

今回は、個人事業主やフリーランスの人がマッチングサイトを使って集客をする際のポイントを解説します。

注意

本記事は新人マーケター田村の主観を多分に含んでおります。アポカレッジ!は皆様と共にステップアップをすることを目的としたメディアですのであえてこのようなスタイルでお届けしております。情報の取り扱いは皆様の自己責任にてお願いいたします。

目次

個人事業主が集客でマッチングサイトを使う際のポイント

個人向けのマッチングサイト・ポータルサイトを使う事

まず、大前提として個人向けのマッチングサイトやポータルサイトを活用するのが良いでしょう。
具体的にはランサーズクラウドワークスココナラなどのクラウドソーシングです。

なぜかというと、自分のリソースや技術力にあった案件が集客出来るからです。

ランサーズやクラウドワークス、ココナラは「少し困ったことがあるが、専門の会社に依頼するほどではない……」というユーザーが発注先を探すために利用するケースがあります。
そのため、小粒ですが手離れの良い案件が比較的多くなっています。

一方で法人案件の獲得が出来るマッチングサイトの場合は、案件規模が大きく品質や与信面を重要視されるケースも見られます。
例えば、システム開発だと数千万円の単価で10名近くのエンジニアが対応するような案件があり、仮に受注ができても対応が困難なのが実情だと思います。

まずは数十万円までの比較的小粒な案件で技術的にも十分マッチした物からチャレンジするのが堅実だといえるでしょう。

各マッチングサイトの機能を理解する

次に、各マッチングサイトの機能を確認しましょう。

マッチングサイトには契約が決まるまでサイト側が取りまとめてくれるものと、ユーザーと直接やり取りするタイプのものとがあります。
前者においては履歴書やポートフォリオの情報を充実させた後はほぼお任せとなりますが、後者はユーザーとの交渉などこちらからのアプローチも重要となってきます。

各マッチングサイトごとに、案件に応募する機能やユーザーとやり取りできる機能があったりするので、まずは各サイトの推奨する設定や行動を理解して実践しましょう。

例えばランサーズでは、掲示板のような形でユーザーが募集中の案件が閲覧できるようになっています。
広く公開されている案件にしっかりとアプローチをして一件ずつ受注を目指していくのが良いでしょう。

他にも各マッチングサイトごとに機能があるのでしっかりとチェックしてください。

プロフィールやポートフォリオにこだわる

個人向けのマッチングサイトではプロフィールやポートフォリオが非常に重要です。

多くのマッチングサイトはユーザーが登録されている個人事業主・フリーランスの人のプロフィールやポートフォリオを見て、直接依頼ができるようになっています。

私もユーザーとして発注する側なのですが、プロフィールやポートフォリオはじっくりと見ます。
依頼したい案件の経験があるのかや、プロフィール文の内容から少しでもスキルがどうかを読み取ろうとするものです。

分かりやすい実績があるのであればもちろん記載したほうが良いでしょうし、「●●業界の案件の経験が豊富です」など得意分野を絞り込んでみるのも良いでしょう。

ユーザーの注目度も高く実際に依頼するかどうかを検討する材料となるので、しっかりと練りこんでいきましょう。

メッセージのやり取りは「営業活動」そのもの

メッセージのやり取りも非常に大切です。

各マッチングサイトでは、ユーザーと登録している個人事業主がサイト外で連絡を取ることを禁止しています。
電話等でのやり取りはほぼできないので、メッセージだけでお互いにコミュニケーションを取らなければいけません。

このコミュニケーションの感触が悪いとユーザーの心証が悪くなり、候補から脱落することもあります。
なので、メッセージのやり取りは営業活動と同等だと考えてしっかりと対応するようにしましょう。

メッセージのコツは返信回数を減らせるように配慮すること

メッセージのやり取りにもコツがあります。

いくつかあるのですが、意識したいのは「相手の返信回数を減らせる用に配慮すること」です。

例えば、納期の確認がしたいときに「納期はいつですか?候補日を教えてください」と返信するだけでは良いコミュニケーションとは言えません。

なぜなら、「相手が納期を伝える→自分がその納期に対応出来るかどうかを伝える→相手がそれでいいと返事をする」というようにラリーが多くなってしまうからです。

ここで、「納期はいつでしょうか?この内容だと●●日までには完成できると思いますが、大丈夫ですか?」などと返せば、相手は「OK」と返すだけでやり取りを終えることができます。

このように、自分から情報を提示するなどしてできるだけやり取りが減るようにすると、相手に「段取りが上手い人だ」と好印象を与えることができます。

メッセージのやり取りしかできないからこそ、いつも以上に気を配ってコミュニケーションする必要があるといえるでしょう。

受注後も報連相をしっかりと行う

首尾よく受注ができたとしても、その後納品から検収、料金の振り込みまで油断は禁物です。

事前のすり合わせに失敗をして本来の契約内容にない過大な修正などが発生したり、品質不備とみなされて料金を支払ってもらえなかったりするケースは残念ながら時折発生します。

本当に品質に問題があるなど個人事業主側に責任があるケースも存在しますし、ユーザー側が横柄になってしまっているケースもあります。

いずれにせよ、これらのトラブルを未然に防ぐのも自分たちの働き掛け次第となります。

具体的には不明点があれば事前に確認したり、50%の完成度でラフ案を早めに出したりするなど、意識的にコミュニケーションを取るようにしましょう。

トラブルの大半は意思疎通ができていないことが原因なので、報連相をきちんと行うことで会費は可能です。

これらの取り組みは自分の身を守ることにもつながるので、疎かにしないようにしましょう。

売上が伸びてきたら法人向けマッチングサイトの利用も検討する

個人事業主としての活動が軌道に乗り、法人成りが視野に入ってきた場合は新しい集客施策も検討しましょう。
個人事業主向けのマッチングサイトは案件の規模が小粒で、法人化後も売上の柱とするにはやや心もとないからです。

法人化後の集客には、同じマッチングサイトでも法人向けのサイトを選ぶことがオススメです。
個人事業主から法人成りしたばかりのフェーズでは、実態としては代表一人かもう一人の小規模事業者として活動することになります。

潤沢な営業予算がない中で大々的に広告を打ったり、営業スタッフを大量に採用したりするのは中々難しいのが実情です。
法人向けのマッチングサイトは他の施策と比べてもリーズナブルですし、運用方法やポイントは概ね個人向けマッチングサイトと似ています。

個人向けマッチングサイトで順調に受注が生まれているのであれば、基本的な仕組みは似ているので法人向けのマッチングサイトからも受注は生まれるでしょう。
ぜひ、法人化後の集客もマッチングサイトを活用して軌道に乗せてください。

マッチングサイトの営業はメッセージのやり取りがカギになる!

今回は個人事業主の方が集客でマッチングサイトを使う際のポイントについて解説しました。

いくつかのポイントをご紹介しましたが、根幹となるのがメッセージのやり取りではないかと思います。

良いメッセージのやり取りをすることを心がければ、信用してもらえる確率もアップします。

結果的に、受注はもちろんその後の納品までスムーズに進めることにもつながるでしょう。

今回の記事を参考にぜひしっかり集客をしてみてください。

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この記事を書いた人

アポカレッジ2代目編集長。当初は営業職として入社するもなかなか結果振るわず、約1年前からインサイドセールス&マーケッターに転籍。BtoB領域のリード獲得業務に従事するとそこでメキメキ成果を上げこの分野に傾倒していく。マーケターとしてはまだまだ新米だが意欲は十分、一流のBtoBマーケターを目指して奮闘中!Twitter個人アカウントのフォロワーが6か月で5,000名を突破!

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