業者紹介サイト『アイミツ』の実態とは。評判や費用についても解説

編集担当 田村

皆さんこんにちは!アポカレッジ編集担当の田村です。
今回は業者紹介サイト『アイミツ』をご紹介します。

新規開拓をしたい企業にとって検討に値するサービスが業者紹介サイトです。

比較サイト・一括見積もりサイトとも呼ばれるこのサービスであれば、簡単・手軽にリード獲得をすることが期待できます。

そんな業者紹介サイトの業界でトップを走るのが『アイミツ』です。

今回は独自調査した内容も踏まえながら、アイミツの実態を探っていきます。

実際にアイミツへの掲載を検討している人はぜひじっくり読んでみてください!

注目!

BtoBでオススメの比較サイトをまとめた記事もあるので、併せてご覧ください。

注意

本記事は新人マーケター田村の主観を多分に含んでおります。アポカレッジ!は皆様と共にステップアップをすることを目的としたメディアですのであえてこのようなスタイルでお届けしております。情報の取り扱いは皆様の自己責任にてお願いいたします。

目次

業者紹介サイト『アイミツ』とは?

アイミツはいわゆる業者紹介サイトの一つです。

『コンシェルジュ』と呼ばれる担当者が仲介し、ユーザーと専門業者のマッチングをする点が特徴。
専門業者からしてみると、見込み客獲得のための営業支援サービスとなります。

2012年創業であり、業者紹介サイトの業界では実は後発のサービスです。
しかしながら積極的な展開を行っており、現在では業界でもトップクラスのサイトに成長しています。

アイミツのメリット

集客力が高い

アイミツの一番の売りは「集客力」にあります。
SEOによって数多くの検索キーワードで一位を獲得しており、興味・関心の強いユーザーを集客することに成功しています。

他社と比較して目立つのが「ホームページ制作」や「アプリ開発開発」のキーワードです。
具体的には「ホームページ制作 東京」や「アプリ開発 東京」のキーワードでアイミツの記事がgoogleの検索順位一位となっています。
その他のビッグワードでも上位化しており、この分野での集客力は確かなものがありそうです。

アイミツがgoogle検索上位に成功したキーワード

応募するかどうかを選べるため低リスク

アイミツでは、「紹介された案件に応募するかどうかを自分で選べる」点が大きな特徴です。

一般的な業者紹介サイトや一括見積もりサイトであれば、問い合わせが届いた場合情報がそのまま各会社に届きます。
すると、自社の希望する条件に合致しない案件も残念ながら一定数含まれてしまうのです。

アイミツでは、事前の条件設定である程度届く案件が絞られるだけではなく、その案件に応募するかどうかも自分たちで選べるのです。
納期や技術的に困難な場合は応募しないことも選べるので、工数の負担もかかりません。

この点はアイミツのメリットだといえるでしょう。

4~5社までの相見積もりのため連絡が付きやすい

アイミツから紹介される案件は、「アイミツ」の名前通り相みつ・コンペが前提となります。
しかしながら、アイミツはユーザーに紹介する企業数を5社程度に制限していることが特徴です。

「厳選された会社を紹介する」という形で連絡をしてもらえるので、一般的な業者紹介サイトよりも連絡が繋がりやすくそのまま提案に至りやすくなっています。

そもそも、5社程度の相みつであればHPからの問い合わせでも十分あり得るので、営業活動をする上での問題はないとは思われます。
相みつ社数を制限している点は良心的な運営体制だといえるのではないでしょうか。

補足

とはいえ連絡を速めに行ったり、メールも丁寧に送ったりとの対応は必須なので、「受注確約」ではありません。
「受注確約サービス」かのような印象を持っていると困惑してしまうので注意してください。

アイミツのデメリット

ユーザーの発注意欲にばらつきがある

アイミツの案件において、ユーザーの発注意欲にばらつきがあるのは確かです。
具体的には、「そこまで興味がなく資料だけ欲しい」というユーザーが一定数紛れ込んでしまうという事です。

「コンシェルジュ」の仕組みを導入している点がアイミツの特徴ですが、完璧な精査まではまだまだ至っていないのが現実です。
もちろん、自社にマッチした案件が含まれるので全てがロスというわけではないのですが、あまりに対応の手間がかかったり受注が結局生まれなかったりすると問題となります。

アイミツに掲載する場合、ある程度のロスは覚悟の上で利用することになるでしょう。

応募しても提案が出来るか未知数

アイミツの大きなデメリットとして、応募をしても提案が出来るか未知数な点があります。
どういう事かというと、一部上場企業の案件や予算額が大きい案件は応募が殺到するため選ばれにくいという事です。

掲載している企業としては出来るだけ「旨み」がある案件にのみエントリーしたいのが本音でしょう。
しかし、他社も全く同じように考えているため大型案件にこだわりすぎると提案件数0件で契約期間が終了してしまう恐れがあるのです。
そのため、条件的にはやや厳しい案件や知名度のほとんどない中小企業の案件も定期的に応募をすることになります。

ただ、厳しいの条件の案件でも必ず採用されるとまでは言えないので、時折不採用となることはあるでしょう。

「そもそも提案に繋がらない」という本末転倒な結果になる可能性があるのが、アイミツのデメリットだといえるでしょう。

初期費用・月額手数料がかかる

最後に、アイミツは初期費用・月額費用が発生するサービスです。

正確な料金プランは後述しますが、「応募する権利」の獲得のために一定の手数料を払うという認識で問題はないでしょう。

必ずしも高額ではないのですが、先ほど書いた通り「応募はしたけど一件も提案できなかった」となるリスクがあります。

「1円でも費用が発生するならNG」となってしまうほど経営が苦しい企業であれば、アイミツを使う前にテレアポや異業種交流会での営業で最低限の売上を確保するほうが先決かもしれません。

「無料で案件が来て良い案件だけ手を挙げて提案できる」というサービスではないので、利用する際はしっかりと成果が上げられそうか検討しましょう。

アイミツで集客できる顧客属性

アイミツのユーザー層

アイミツの公開情報によると、上場企業や従業員100名以上の企業が33%程度、残りが概ね中小企業となっています。
上場企業の割合がかなり多く、リスティング広告やSEO以外にもオフラインでの営業活動にも力を入れているのではないかと推測されます。
また、経営者クラスや管理職クラスもおよそ55%と、決裁者が多く問い合わせていることが特徴だといえるでしょう。

もちろん中小企業の担当者クラスという案件も決して少なくはないとは思われますが、興味深いデータなのは間違いありません。

アイミツが展開中のカテゴリー

非常に多岐にわたる分野を取り扱っているのがアイミツの特徴です。

システム開発・アプリ開発・ホームページ制作の分野を強みとしており、掲載業者数も多くなっています。

営業代行・コールセンター(テレアポ代行)なども比較的掲載業者数が多く、その分集客にも力を入れている模様です。

実際には開店休業中のカテゴリーもあるそうですが、こちらの画像で紹介されているカテゴリーであれば0は避けられるでしょう。

※アイミツが運営しているカテゴリーの一覧はこちらから

アイミツの費用・料金体系

アイミツの料金体系は、「初期費用+月額費用+成功報酬費用」となっています。

  • 初期費用:15万円
  • 月額費用:1か月あたり約3,750円~
  • 成功報酬:売上の5%

※変更の可能性があるので詳細はアイミツに問い合わせてみてください

こちらの費用から見てわかる通り、アイミツは実態としてやや割高に感じる側面もありそうです。
初期費用と少額ではあるものの月額費用が掛かり、加えて成功報酬についても別途必要となります。
具体的には、もし100万円の案件を受注したならば5万円を成功報酬として支払いをすることになります。

デメリットの部分でも解説した通り、アイミツは受注確約のサービスではないので、しっかりと投資金額を回収するだけの見込みがあるのか、営業担当者とのすり合わせが必要だと言えそうです。

アイミツのお客様の声

成功事例

「サイト制作会社です。アイミツの良い所は案件数が多いこと! やはり、一括見積もりサイトで集客する上で案件数が少ないと意味が無いのでその点は嬉しいです。」

「アイミツは名前の通り相みつが前提なのですが、4~5社なので大体連絡が繋がります。他社の比較サイトや一括見積もりサイトよりもその点は有利ですね。受注も時折生まれているので不満はありません。」

「アイミツは希望条件が細かく設定できる点が良いですね。一言でシステム開発と言っても、要件によって千差万別なので多少なりともフィルタリングが機能しているのは嬉しいです。」

「シンプルに成果が出ている。弊社に関しては5年ほど使っていて受注率は30%ほど。相性もあるので一概には言えないが、アイミツは良いサイトだと思う」

失敗事例

「アイミツは残念ながら失敗でした。初期費用や成果報酬など諸々加味すると利益が残らないのが実態です。受注が出ている分マシかもしれませんが……」

「料金体系は中々辛いものがある。具体的には料金ランクによって来る案件の質が全然違うと感じた。応募して採用されるか不採用になるかの前に、低ランクだと応募したい案件が来ない気がする」

「昔から使っていたが、ここ最近案件数が少なくなってしまった」

編集担当 田村

成果が出ている企業が好意的なのはある意味当然ですが、失敗事例についても全くダメというよりは改善点があるとの意見が多くなっています。売上につながるかどうか、しっかりと見極めなければならないでしょう。

アイミツ以外のオススメの業者紹介サイトとは?

ここまで、業者紹介サイトの『アイミツ』について紹介しました。
集客力や案件品質には一定のクオリティーがあり、受注が実際に生まれている点は大きなメリットですね。
一方で、そもそも提案にたどり着けない可能性があることなど、一定のデメリットがあることも確かです。

なので、「アイミツは良さそうなサービスだが、少し自社には合わない点もあるな……」と思った人もいるかもしれません。

そんな方は、BtoBマッチングサイト『EMEAO!(エミーオ)』も検討をしてみてください。
EMEAO!は、アイミツと同じく『コンシェルジュ』制を導入した業者紹介サイトです。
ユーザーから問い合わせがあった際に、コンシェルジュが全件ヒアリングを実施、条件に合致した企業に案件紹介します。

EMEAO!は応募制は採用しておらず、問い合わせが設定した条件に合致していればそのまま案件紹介となります。
料金は初期費用と問い合わせを紹介した際の手数料のみとなり、アイミツよりややリーズナブルな点が特徴です。

また、案件品質についても水準以上のものがあり、上場企業案件や単価の高い優良案件が含まれています。
実際に、毎月20件程度の問い合わせを安定的に獲得するポスティング会社や、一部上場自動車メーカーからの案件を受注した防犯カメラ会社の事例もあります。

一定の案件品質を担保しつつ、問い合わせ件数・提案件数も着実に確保していきたいという企業にはEMEAO!の方が向いているかもしれません。

ぜひ、アイミツとEMEAO!の両方を比較して、より自社にマッチしたサービスを選んでみてください。

集客リスクを軽減したい企業はアイミツを、問い合わせ件数が欲しい企業はEMEAO!を検討しよう!

今回は業者紹介サイト『アイミツ』についてご紹介しました。

積極的にPRもしており、知名度の高さには定評があるアイミツ。
リスクが少ないマッチングの仕組みを採用しており、マッチする企業の方は検討する価値はあるでしょう。

ただ、料金プランを鑑みても一定のリスクがあることは否定できませんので、検討する際はぜひ慎重に調べてみてください。

一方、まずは問い合わせ件数・提案件数を確保していきたいな企業については、EMEAO!もオススメです。
毎月20件近くの問い合わせを確保している成功事例もあり、アイミツとの併用や乗り換えの事例も複数あります。

EMEAO!についてはサービス紹介サイト『もっと知るエミーオ!』で詳細を紹介しているので、チェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アポカレッジ2代目編集長。当初は営業職として入社するもなかなか結果振るわず、約1年前からインサイドセールス&マーケッターに転籍。BtoB領域のリード獲得業務に従事するとそこでメキメキ成果を上げこの分野に傾倒していく。マーケターとしてはまだまだ新米だが意欲は十分、一流のBtoBマーケターを目指して奮闘中!Twitter個人アカウントのフォロワーが6か月で5,000名を突破!

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