今回は、安川 洋、江沢 真紀、村山 佑介 著
『いちばんやさしい新しいSEOの教本』に関して解説していきます。
本書では、講師によりやさしい説明と豊富な図解で、はじめてSEOを学ぶ人でもつまずかないように「検索エンジンに強いサイトの作り方」について書かれています。
全9章から成る構成ですが、前半がSEOの目的や考え方、後半にかけては適切な内部対策や外部対策のやり方、分析ツールの使い方まで幅広く紹介されています。
今回は、初めてSEOを学ぶ方に向けて基礎的な6つのポイントをわかりやすくまとめましたので、さっそく解説していきたいと思います。
本記事は竹中の主観を多分に含んでおります。アポカレッジ!は皆様と共にステップアップをすることを目的としたメディアですのであえてこのようなスタイルでお届けしております。情報の取り扱いは皆様の自己責任にてお願いいたします。
『いちばんやさしい新しいSEOの教本』の著者情報
本の著者は、アユダンテ株式会社の安川さん、江沢さん、村山さんです。本書では、SEOコンサルタントのお三方が講師となり、まるでセミナーを受けているような感覚で実践的な内容を学べます。
『いちばんやさしい新しいSEOの教本』の概要
各chapterにおいて著者が吹き出しで解説しているので、ポイントを中心に理解を深めていくと良いでしょう。
1. SEOの目的と考え方
SEOの目的
検索エンジンは、検索結果の「質」を大切にしているためユーザーの要望を理解することが大切です。
訪問者がどのような目的で検索をしているかを知ることが重要です。
SEOの考え方
訪問者の目的を理解し、それぞれのキーワード表示されるべき検索結果を考えます。
訪問者の目的に合ったサイトにするべく、コンテンツを充実させることが必要になります。
2. WEBサイトの目的と訪問者の目的を考えよう
訪問者のサイト行動を考える
訪問者の目的に合わせたサイトを作り、目的が達成されるような構成が求められます。
訪問者の目的からキーワード → 検索エンジンを挟んでコンテンツ → サイトの目的達成
検索キーワード
訪問者が検索するキーワードでなければなりません。
想像だけでキーワードを選ばずに、キーワードツール(Googleキーワードプランナー)などを活用しましょう。
3. 有効な検索キーワードを調整しよう
キーワード選定の注意点
キーワードは「1ページ=1キーワード」がベストです。
また、近接度を意識して人気の言葉を近くに配置するようにしましょう。
サイトのターゲット
訪問者となる人はどんな人かをリストアップしてキーワードツールで人気度をチエックする。
4. 適切な内部対策
ドメインの影響を理解する
同一ドメインで新規サイトを制作することにより、ドメイン資産を利用できます。
検索エンジンはドメインの歴史を評価します。また、追加したサイトがインデックスされやすくサイト全体のボリュームを増やすことができます。
トップページについて
トップページは重要なページのリンクを意識して構成しましょう。
幅広い目的を持ったビックキーワードで検索されるので、それに応えられる構成にする必要があります。
また、人気度の高いキーワードへのリンクを設置するとより効果的です。
5. 質の高い外部対策
良質なリンクを獲得する
リンクは、リンク元ページのページランクが重要です。
できるだけページランクの高いサイトからリンクを張るようにしましょう。
グループサイトを利用する
社内やグループ企業間で保有しているサイトがあればリンクを獲得しましょう。
正しグループサイトであっても良質なリンクの考え方は変わりません。
6. ソーシャルメディアからの集客
ソーシャルメディアの効果
ソーシャルメディアからのリンクが直接サイトの評価につながることはありません。(一部のサービスを除き)
URLが拡散されることにより間接的なサイトリンクが増えます。
拡散される仕組みの用意
ソーシャルボタンをサイト内に適切に設置しましょう。
コンテンツの読み終わりやページのタイトル付近に設置すると有効的です。
また、タイムラインをサイトへ表示したり広告や投稿時間をうまく駆使してソーシャルメディアからの訪問者を増やせるように工夫しましょう。
SEOはできることから始めよう
今回は、SEOの基礎となる6つポイントをピックアップして紹介しました。
SEOはすぐに結果が出るものではなく結果が出るまでに時間がかかるので、初心者の方であればできることからすぐに始めると良いでしょう。
まずは、キーワードの選定を行いコンテンツを作成することから始めてみることが良いでしょう。
コンテンツの本数が増えてきた段階でリンクの獲得やサイトのリニューアルを対応する流れが良いのではないでしょうか?
本記事では、紹介しきれなかった細かな対策や施策の注意点なども非常にわかりやすく解説されており、SEOに触れる方にとって非常に勉強になります。
是非、本書にてチェックしてみてください。