

今回は異業種交流会で成果を出すコツについて解説します。
しかし、実は異業種交流会は普通の営業活動とは少し違ったコツが必要なのです。
思い違いをしたまま進めると疲弊するばかりになることも考えられます。
そこで今回は異業種交流会で成果を出すためのコツを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
また関連記事では印象に残る自己紹介トークの作り方や「つかみ」となる名刺の作り方についても解説しているので併せてご覧ください。
目次
異業種交流会で成果を出すためのコツとは?
それでは、異業種交流会でしっかりと成果を出すためのコツについて解説していきます。
成果というのは、「商談のアポ」や「提携パートナー候補と出会えること」、「有望な見込み客を紹介してもらえること」と定義します。
異業種交流会で成果を出すには思考面と実際のテクニックの両方が必要です。
通常の営業活動と異なる点もあるので、ぜひ頭の中の考えを切り替えていきましょう。
積極的に声をかける
まず初めに大切なのは、「積極的に声をかける」ことです。
異業種交流会は、基本的には初対面の人同士の出会いの場です。
初対面の人と話をするのは緊張する人も多いので、めぐりあわせが悪いと誰とも話が出来ないまま異業種交流会が終わることも。
裏を返せば、相手も初対面の人相手に緊張をしているだけなので、こちらから声をかけさえすればスムーズに話が弾むことも考えられます。
「私も初めてで緊張していたから、話しかけてもらって助かった」と思ってもらえる可能性さえあります。
異業種交流会では自分から積極的にアプローチしたほうがお得だといえるでしょう。
すぐに成果を求めない。
異業種交流会ではすぐに成果を求めないほうが逆にうまくいきます。
というのも、温度感を外して売り込みをすると嫌われてしまうからです。
提携パートナーを探している人や、自社の課題解決のヒントを探したいという目的で来ている人であれば、少し長めにセールストークをしてみるのも良いでしょう。
しかし、単に知り合いを増やしたいだけの人やプライベート目的で参加している人にセールスをしてしまうと、不快感を与えてしまう恐れもあります。
なのでまずは、コミュニケーションを取りながら自分を知ってもらうことが大切です。
さりげなくPRを交えるのは大切ですが、相手が興味を示していなければその場は引き下がりましょう。
後述するメールやSNSでのやり取りも含めて長期的な関係を築く意識を持った方が、結果的に契約やキーパーソンとの人脈に繋がりますよ。
複数回、同じ異業種交流会に参加する
異業種交流会で大切なのは、同じ異業種交流会に複数回参加することです。
なぜなら、繰り返し通うことで成功のチャンスが増えるからです。
もし自分が大手企業の代表であれば最初から話が弾んだりもするでしょう。
しかし、残念ながらただの一担当者や独立したばかりの人など、実績0だと中々相手にされない事が多いと思います。
ただ、そこで諦めるのは非常にもったいないです。
一度でダメなら、二度、三度と同じ交流会に参加して顔を徐々に売ることも大切です。
通いなれていく内にコミュニケーションが深まる人が出てきたり、初めての人にレクチャーをする役回りが巡ってくることがあるからです。
いずれも、商談機会を得たり人脈を作るためのチャンスだといえます。
また、その異業種交流会の常連となっていくことで主催者の人に顔を覚えてもらえることもあるでしょう。
これも一つの人脈として、その後のビジネスチャンスにつながる可能性は大いにあります。
何度か同じ異業種交流会に参加したほうが、成果を出すために効果的なのです。
遅刻や当日キャンセルをしない
社会人としての基礎的なマナーを守ることも大切です。
上述の通り、異業種交流会は複数回参加する可能性が高いからです。
遅刻や当日キャンセルを繰り返していると、主催者や周囲の人からの印象が悪くなります。
すると話しかけても反応が悪くなったり、懇親会に誘われなかったりと、コミュニケーションが捗らなくなっていきます。
結果的に、営業チャンスを得ることも難しくなってしまうでしょう。
基礎的なマナーも決して疎かにしてはいけません。
キーパーソンにアプローチする
異業種交流会を営業活動に役立てようとするならば、戦略的に動くことも重要です。
確かに、最初は、手当たり次第にとにかくアプローチしてみるのも非常に重要です。
どの人が、どのようにその後のビジネスに関わって来るかはわからないからです。
一方で、次のような戦略を取ることも可能です。
例えば、主催者直接「この会のキーパーソンはどなたですか?紹介していただけないでしょうか?」とアプローチしてみるのも良いでしょう。
立ち居振る舞いや見た目の印象等も影響するので、質問したから教えてもらえるとは限りません。
しかし、もし成功して紹介してもらえれば大きなチャンスとなります。
主催者からの紹介という流れがある以上、キーパーソンの人も無視は出来ないでしょう。
ある種のトップアプローチですが、必要なのは度胸だけなので一度試してみるのも良いでしょう。
参加後は迅速にレスポンスする
参加後は迅速にレスポンスをするのが大切です。
出来るだけその日中にお礼の連絡をするのが望ましいでしょう。
なぜかというと、遅くなればなるほど印象が薄れてしまい忘れられてしまうからです。
結局は5~6分程度話をしただけでは中々その後につながるものではありません。
しっかりとレスポンスをして、メールやSNSのやり取りにつなげることが重要です。
定期的にメールやSNSでやり取りをする
異業種交流会当日に商談の予定が組めるのがベストですが、それを狙いすぎると嫌われてしまうのも確かです。
そこで、定期的なメールやSNS上でのやり取りを行って関係作りをしましょう。
変に考えすぎずに、SNSで相互フォローをしてコメントのやり取りをしてみたり、自社で開催するセミナーや展示会出展情報を伝えていけばよいでしょう。
その際、一方通行ではなくコミュニケーションを取るように意識しましょう。
例えばプライベートな話題を一文入れてみたり、近況を尋ねてみるなど個人のやり取りをするようにしましょう。
メルマガを配信するのも良いですが、単なる見込み客の一人と思われてしまうと印象が悪くなります。
確かに見込み客ではあるのですが、プライベートの友人にもなり得る人だと考えて丁寧なやり取りをしましょう。
そうすると、結果的に商談に結び付いたり、顧客の紹介など自分にとってのメリットも生まれるでしょう。
まずはギブの精神を出すことが、結果的に成果につながるのです。
異業種交流会は丁寧なコミュニケーションが命!
今回は異業種交流会で成果を出すコツについてお伝えしました。
営業トークやプレゼンを磨くことでその場でアポを取ることも確かに可能です。
しかし、そこに固執してしまうと結果的に周囲に嫌われてしまい、成果も出なくなっていきます。
しっかりコミュニケーションを意識しながら、長期的な関係作りを意識したほうが成果が出ます。
ぜひ、異業種交流会に参加をする際は意識してみてください!