テレアポ代行と営業代行との違いと選ぶ際のポイント

営業のアウトソーシングを考える際に候補となるのが「テレアポ代行」と「営業代行」です。

どちらも営業活動のある一定の部分を代行してもらうサービスです。

しかし、似通ったサービスでもあるので、違いが分かりにくい時もあります。

せっかく選ぶのであれば、ぜひ自社の課題に合ったサービスを選びたいですよね。

そこで今回は、営業をアウトソースする際の2大候補である「テレアポ代行」と「営業代行」の違いについて解説します。

テレアポ代行と営業代行との違いとは？

テレアポ代行と営業代行の共通点としては、どちらも一定の営業活動を代行してくれる点です。
自社の営業スキルが不足していたり、マンパワーが不足している際にサポートをしてくれるサービスです。

具体的な違いとしては、テレアポ代行はテレアポに特化しています。
テレアポに特化して人材の採用や機器への投資を行っているのがテレアポ代行会社です。
そのためテレアポの高いノウハウを保有しており、質の高いアポを獲得したり、非常に高いアポ獲得率をマークしたり出来るのが特徴です。

また、個別の会社ごとに違いはありますが、スクリーニングのための大量のコールなども柔軟に対応してもらえます。
単純作業的なコールをリーズナブルに実施してもらえることもあるのが特徴です。

一方で営業代行は、アポ獲得から実際の提案まで営業活動を幅広く代行するサービスです。
テレアポだけではなく、メール営業やDM、異業種交流会でのPRなども対応してもらえます。
また、実際の商談を依頼することも出来る営業代行会社もあるので、営業を丸ごと全て任せることが出来ます。
さらに、営業のプロの視点から営業戦略の立案やコンサルティングを行ってくれることも。

そのため営業代行は、営業活動をトータルに支援してほしいというニーズに応えてもらえます。

あえていうなら、営業代行という大きなサービス分類の中にテレアポに特化したテレアポ代行があるといえるかもしれません。

類似してはいるものの、テレアポ代行と営業代行は異なるサービスとしてとらえたほうがよさそうです。

テレアポ代行と営業代行はどんな会社におすすめ？

さて、テレアポ代行と営業代行が異なるサービスだとしたら、どちらがより自分の会社に適しているのでしょうか？

テレアポ代行が向いているのは、「提案自体は自社の社員が行える企業」です。
なぜなら、テレアポ代行はあくまでもテレアポを代行してアポ獲得までを行うサービスだからです。

例えば、「社長が営業活動が得意で、アポさえ十分なら売上を獲得できる」という企業ならテレアポを効果的に活用できるでしょう。
変に外部の業者に商談を任せるよりも、自社サービスについて熟知し提案にも慣れた社長が提案を行ったほうが効果的だといえます。
このような企業なら、営業代行を依頼するよりも効果的に営業力を強化できるでしょう。

逆に営業代行が向いているのは、「サービスには自信があるが営業活動は非常に苦手」という企業です。
職人やエンジニア出身者が多い会社で、営業活動はどうしても苦手だというケースです。

このような場合は、商談まで委託できる営業代行会社を活用することで弱点の営業力不足を補えば、売上アップが出来るでしょう。
苦手分野を自力で何とかしようとするよりは、予算を活用して補うというのも立派な戦略ではないでしょうか。
このような営業が苦手な企業であれば、思い切って営業代行会社に任せたほうがいい成果が出るでしょう、

テレアポ代行と営業代行のどちらが良いかは自社の営業力次第！

今回は、テレアポ代行と営業代行の違いについて比較しながら解説しました。

どちらも、営業力を強化したい企業は検討してみたい施策です。

選ぶポイントは自社に営業力があるのかどうか。

ぜひ、効果的な営業活動のために参考にしてみてください。